​奇跡

奇跡を忘れたこの街の片隅で

朝陽が昇るのを一人きりで待っていた

 

遠く声がきこえてくる道の向こうへ

君の言葉を持っていく

空気に触れた日々が繋ぐもの

 

最初の朝が来て

君は消えてしまうんだ

探しにいくから

代わりのないものを

さあもう時間だよ 僕の番だと

鐘が響いていた

 

追いかけた足跡は

いつしか無くなっていたのさ

語りつくせぬ日々が

またどこかで僕らを待っているんだろう

そう いつまでも

 

最初の朝が来て

君は消えてしまうんだ

探しに行くから

何度でも

 

朝陽が昇る頃

僕ら消えてしまうんだ

探しに行くのさ

奇跡のない道を

さあもう時間だよ 君の番だよ

きこえるだろう

 

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